成功して不幸になる人びと ビジネスの成功が、なぜ人生の失敗をよぶのか著者:ジョン・オニール
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2003-12-05
おすすめ度:
クチコミを見る
成功による不幸を回避するための本。
ありそうな本だけど、あまりお目にかからないタイプの本。
どのように「成功」するのかに焦点を当てた本というのは、
あまた出版されているけど、「成功による不幸」を避ける視点の本というのは、
あまりみたことがない。
あったとしても、「こんな不幸はいやだ」程度の事実の提示の域を超えないものが多いと思う。
「成功」と「幸福」の間の負の相関関係について説いている本。
「成功」という光には、それに反するダークサイドがあるということ。
そのダークサイドをどのようにコントロールするのか。
「成功」しているとはどういう状態か?
「幸福」とはどういう状態か?
「成功」はしていても、その対価として様々な犠牲を余儀なくされる。
「成功」しているが「幸福」ではない人の具体例を多数例示し、
「成功度」と「幸福度」を適切なレベルでモニターして、
有意義な人生を送るための心理学アプローチを紹介している。
特に「人生の棚卸し」というキーワードは非常に面白い。
「〜しなければ、幸せになれない」という強迫性〜抜けられない人。
仕事に対してあまりにも幸福になって様々な犠牲を、
対価として支払うことを余儀なくされる多忙な人。
成功のために犠牲にするに値するものと値しないものを、
ふるいにかけて、自分にとって適切なものを搾取するための、
ヒントになる本だと思う。



『成功して不幸になる人びと』(ジョン・オニール著/神田昌典監訳/平野誠一訳/ダイヤモンド社) へのコメント一覧
まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?
コメントする(このブログのコメントをRSSフィードで購読することができます)