決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール(勝間和代,2007/ランダムハウス講談社)

決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
著者:勝間和代
販売元:ランダムハウス講談社
発売日:2007-10-25
おすすめ度:4.5
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CPAの準備をしていても,実際の財務諸表の数値にしっくりこないため, 
手にした本。ものすごく参考になって,財務諸表が読みたくなってしまうほど。 

特に 
「ライブドアの財務諸表がいかに怪しいものだったのか?」 
という疑問が氷解しました。 

決算書・企業業績の異常値・異常事態に気づくための分析テクニックの本。 
読んでて,「なるほど!!」とうならされる本でした。 

勝間氏のアナリストとしての経験により裏付けされた, 
「決算書の目の付け所」と「投資してもよい会社としてはいけない会社」について, 
どのような目線で判断すればよいのか,ケーススタディで学べる本。 

とてもわかりやすい本ですが,結構さらりと当然のごとく書いてある箇所もあるため, 
(収益認識(現金主義と発生主義)・会計基準・減価償却・・・などなど) 
会計のことを何も学んだことがない人がいきなりこれを読むのは難しいと思います。 
この本の前に,自分にあった簿記・会計のイントロダクションを読んでから, 
この本にチャレンジすると,とてもスリリングに楽しめます。 

A Whole New Mind: Why Right-Brainers Will Rule the Future (by Daniel H. Pink, 2009 /Brilliance Corp)

A Whole New Mind: Why Right-Brainers Will Rule the Future

A Whole New Mind: Why Right-Brainers Will Rule the Future

著者:Daniel H. Pink
販売元:Brilliance Corp
発売日:2009-01
おすすめ度:4.0
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専門的な知識,論理的な考え方という,左脳の担っている役割だけではなくて, 
デザイン・ストーリー・協和性・共感性・遊び・意味づけという右脳的な力がなければ, 
新しい知性のフィールドに踏み込んでいけないことを説いている本。 

この手のargumentにはどうしても個人的抵抗があったのだけど, 
この本は読んでて,かなりしっくりきて説得させられた。 

論理だっていないもの,直感的なものに関して, 
どちらかというと抵抗のある僕でも,読んでてかなり納得させられた。 
特に,右脳的に考えるためにどうすればいいのかの”ポートフォリオ”や参考文献は, 
かなり読者に親切だと思った。 

論理も大切。 
直感も大切。 
両方捨てがたいく大切にしたいプロパティに感化させられました。

"Predictably Irrational: The Hidden Forces That Shape Our Decisions" (by Dan Ariely/HarperCollins Publishers Ltd/2009) )

Predictably Irrational: The Hidden Forces That Shape Our DecisionsPredictably Irrational: The Hidden Forces That Shape Our Decisions
著者:Dan Ariely
販売元:HarperCollins Publishers Ltd
発売日:2009-03-05
おすすめ度:5.0
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「人間が理性に基づいて経済的な意志決定をしている」というテーゼに対する, 
反証としての行動経済学の本。経済学の本と言うよりは,かなり心理学に近い。 

行動経済学では脳科学・心理学を駆使して,旧来の理性に基づく経済理論では, 
我々の「不合理だけど合理的」な現象を説明できないことを証明しようとする。 
何冊か読んだ行動経済学の本の中では,これが一番楽しく読めた。 

この本では心理学的な実験が多数紹介されていて, 
経済に関することはともかく,「理性的に理不尽な判断を下す」というパラドックスを, 
明晰に説明している。 

- 人間が”タダ”に弱い理由。 
- 人間が性に関する倫理が性的興奮時には崩壊するという実験例。 
(これは,よく実験したなあと逆に関心してしまった。。。) 
- プラセボ(偽薬)はどこまで正しいか。 
- コカコーラとペプシコーラを本当に区別できるのか。 

興味のある人はぜひ。 
翻訳のほうもかなりおもしろいということなのだけど, 
英語に抵抗がなければ,原書をお薦めします。とても素敵な文章を書く人です。 

--- 
日本語訳版は以下のURL。 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152089792/mixi02-22/ 

ATOK for Windows スターターパック 1Year版(ジャストシステム/2008)


ATOK for Windows スターターパック 1Year版ATOK for Windows スターターパック 1Year版
販売元:ジャストシステム
発売日:2008-09-02
おすすめ度:3.0
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日本語変換ソフト。インストールしてから1年間だけ使える分安い商品。 
日本語をパソコンでタイプするならば,やっぱりこれに勝るものはない。 
とにかく誤変換が少なく,かなり長文を入力しても文節を正しく切ってくれて, 
文脈にあった単語を引き当てて変換してくれる。 
誤変換だと思われるものは,すぐに警告もしてくれる。 

日本語辞書機能はかなり世相を反映しているものになっている。 
「みくしぃ」と入力してスペースをタイプすると,一発で「mixi」とでるし, 
「すかいぷ」と入力してスペースとタイプすると,一発で「Skype」と出るし, 
「がくと」と入力してスペースをタイプすると,一発で「Gackt」とでるし, 
「びーず」と入力してスペースをタイプすると,一発で「B'z」と変換される。 

ATOKは, 

- PCにプレインストールされているワープロソフトが一太郎が主流だった頃, 
- パソコンといえば,PC-98シリーズ 

という時代には当然のごとくパソコンにインストールされていた日本語変換ソフト。 
ただ,マイクロソフトのword, excelが主流になってからは, 
標準的な日本語変換ソフトはMS-IMEになっていたので, 
一太郎をずっと使い続けている人以外は,知らない人もいるかもしれない。 

ちなみにダウンロード販売で1年間で約3300円。 
これでストレスフリーに入力できるものならば,決して高い買い物ではない。

”Outliers” (Malcolm Gladwell / Little, Brown and Company / 2008)

OutliersOutliers
著者:Malcolm Gladwell
販売元:Little, Brown and Company
発売日:2008-11
おすすめ度:4.0
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outlierというのは統計学で”外れ値”のこと。 
一般的に考えられる分布から外れているサンプルのことをさす。 

「スポーツやビジネスの世界で,顕著な成果を残している人は,外れ値にいる人が多く, 
他の一般的な人と比較した場合に,極めて偶然的に恵まれた環境にある」 
ということを説明してる本。 

- 億万長者の生まれた年は1933〜35年に集中している。 

- カナダのアイスホッケーのエリート選手のほとんどは1〜3月生まれに集中。 

- ビルゲイツがプログラマーとして成功したのは,彼の黎明期において, 
集中的にプログラムに熱狂できる環境と,金銭的余裕があったのは, 
世界のどこを探してもビルゲイツ以外に他の人間はいないので突出して当然。 

- 東洋人と西洋人の数学の力が,東洋人の方が強いのは, 
東洋語の数の数え方が,西洋語に比べてシステマティックでシンプルだから。
(ただ,僕がこれについて思うのは,算数(基本的四則演算)のレベルで差はあっても, 
数学のレベルの差までが影響してくるのかは疑問が残る。) 

実はハイパフォーマーはかなりユニークな環境で生まれ育ったのだから, 
当然,実績を残していくだろうという形で様々な話が展開されているけど, 
「恵まれない環境の人はどうしたらいいのだろう」ということについては, 
積極的な議論はされていないのは残念。 
ただ,社会科学の本としてはおもしろい。

"STAFF ROLL" (by 野猿/エイベックス・トラックス/1999)

STAFF ROLLSTAFF ROLL
アーティスト:野猿
販売元:エイベックス・トラックス
発売日:1999-03-10
おすすめ度:4.5
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野猿のベストアルバム。 
とんねるずの番組で,かなり無理矢理な感じで作ったユニットだったけど, 
ベストアルバムという形で聞くと,すごくしっかりしていることに気がつく。 
秋元康のリリックのクオリティが非常に高い。

『完全自殺マニュアル』(鶴見済著/太田出版/1997)


完全自殺マニュアル完全自殺マニュアル
著者:鶴見 済
販売元:太田出版
発売日:1993-07
おすすめ度:4.0
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中学生の時にベストセラーになった本。 
幸か不幸か,僕が生まれて初めてちゃんと読んだといいきれる活字の本。 
(大学生になるまで本を読むことに対して楽しみを持つことはなかったので。) 

自殺の方法について,様々な方法を,実行可能性・実行に伴う苦痛, 
ある方法(たとえば首つり)を使った場合に,どのような苦痛を伴い, 
どのようなプロセスを経て死へ至るのかということを科学的な見地から説明している本。 

この本が出版された当時,この類の本が世の中に出回ることは, 
ある種の自殺介助的な意味があるとして,メディアにバッシングを受けながらも, 
ものすごく売れた本。 

生命倫理的に賛否評論はあるものの,自分で命を絶つときのプロセスについて, 
その仕組みがわかるという意味では価値のある本だと思う。 
ただ,その価値がいいのかどうかは読者の判断次第の本。 

ちなみにこの本によれば, 
もっとも苦痛が少なく済む自殺の方法は「首つり」, 
もっとも苦痛が大きい自殺の方法は「焼身」。 

仮に僕が自殺するとしたら,超高層ビルからの飛び降りを選択すると思う。 
地上に着く前に,おそらく意識はとんでいるだろうから。 

淡々と各種自殺方法とその留意点について述べられているだけで, 
自殺をするという選択についての倫理的問題点については触れられていないので, 
逆に生きるということ,命を絶つということがどういう意味を持つのかを, 
内省するヒントを良くも悪しくも与えてくれる本だとはいえそう。
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